中小企業や個人事業主にとって、毎日の資金繰りは非常に重要です。特に売掛金の回収をあてにした買掛金の支払いを予定している場合、何らかの事情から売掛金の回収が遅れてしまうと、その後の取引全てに大きな影響を与えてしまいます。そのような事態を避けるためにもしっかりと資金繰りの改善を行っておく必要があありますが、自身ではなかなか取り組むことができず、悩んでいる経営者も少なくありません。そういった時に強い味方となってくれるのが税理士です。
一般的には法人の申告などを取り扱うと考えられがちですが、現在の経営状況を貸借対照表、損益計算書に照らしあわせ、現在の資金繰りが良いものなのかそうでないのかを判断し、適切なアドバイスを送るのも税理士の仕事です。そのため売上が大きく法人税などの支払いが苦しく感じている企業の場合、どういった取引や経費処理を行えばいいのか、また現在の税法に照らし合わせて利用できる制度はないかといった指導なども行ってくれます。更に場合によっては金融機関の斡旋も行ってくれ、借入などを含めた資金繰りの改善方法、今後の返済計画や将来の経営計画に至るまでサポートしてくれる税理士も存在します。現在日々の資金繰りに悩んでいる経営者は非常に多いです。
そういった時に無計画に借金を重ねてしまったり、自身だけで解決をしようと考えず、場合によっては税理士や金融機関の担当者、市町村の窓口などで相談することをお勧めします。